oyasumi_coco’s blog

AYA世代がんの実体験ブログ

Episode2:乳がんのサブタイプと妊孕性温存

こんにちは、cocoです。

 

今日は私の乳がんのタイプと妊孕性温存のお話です。

 

1週間後に私は設備の整った大病院で乳がんの精密検査を受けました。

具体的には、組織診、マンモグラフィ、エコー検査、CT、MRIです。

 

検査の結果をさらに1週間ち、病院で診断結果を通達されました。

私の癌のステージはⅢaでサブタイプはトリプルネガティブでした。

 

ステージⅢa、がんの大きさは7cm程度でわきの下にリンパ節転移がある状態です。

トリプルネガティブはホルモン治療、放射線治療も効かないので、薬物療法となります。

 

治療計画は術前薬物療法dose-dense(ドーズデンス)EC+DOC療法をしたのち、手術で乳房を全摘出し、病理検査ののち術後の治療計画をするといわれました。

dose-denseとは化学療法の投与間隔を短縮する方法です。

通常は3週間に1度化学療法を取るようですが、dose-denseは2週間に1度化学療法を行います。dose-denseは臨床試験の結果、再発率低下/死亡率低下が示されており、乳癌診療ガイドラインでも推奨されている療法のようです。

 

診断結果を伝えられると同時に、ステージがⅢaであり今すぐにでも化学療法をしたほうがいいと伝えられました。

 

※ステージやサブタイプ(乳がんの性質)に関する詳しい説明は国立がん研究センターの冊子を参照ください↓

https://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000ul0q-att/144.pdf

 

 それと同時に妊孕性(にんようせい)の温存の話も受けました。

妊孕性とは、「妊娠するための力」です。

妊孕性を温存するとは、「妊娠するための力を保つこと」です

妊孕性温存のお話がなぜ出るかというと、化学療法を行うと多くの場合、生理が止まるからです。化学療法を終えてから生理が戻る可能性は若ければ若いほど高いのですが、中には戻らず閉経する可能性もあるのです。そのため、化学療法を始める前に、将来出産を希望する人には、万一閉経した場合の手段として、妊孕性温存のお話が出るわけです。

 

今すぐにでも化学療法を始めたほうがいいといわれつつも、私たち夫婦にはいまだ子供がおらず、本来はその年に妊活を行う予定でした。そのため、妊孕性温存は非常に重要なお話でした。しかし、妊孕性温存をその病院では行っていないため、詳しい妊孕性温存のお話を聞くことができず、妊孕性温存を選択すべきかどうかがわからない状況でした。

そのため、いったん妊孕性温存のお話をきくべく、紹介状をかいていただき、妊孕性温存のスペシャリストがいるという病院に行くことにしました。

 

 

次回は妊孕性温存について詳しくお話できたらと思います!